くりくりまろんのマリみてを読む日々

ジョアナ①

あけましておめでとうございます。更新頻度のやたらと低いブログですがそれでも日頃読んでくださっている方々、ありがとうございます。
最後に出てきた「大きなかぶ」。次々に人を巻き込んでいってついにかぶが抜ける(祥子さまが見つかる)ということかと思います。最後に小さなねずみが加わることが決定打となっているわけで、ねずみの役割を果たしているのは由乃ということになるのでしょうか。
イン ライブラリー」の表題の通り古典をもって人物が語られているにもかかわらず「若草物語」を読んだのは随分前のことで内容はうろおぼえで困っていました。マリみてTTのBBSマリみて解題の試みさまによるとジョアナ(Joanna)というのは訳書によって表記は違うものの、ちゃんと原作に人形の名前として出てきているのですね。しかも原作がWeb上で読めます。
こちらでパソコン上の辞書を引きながら日がな一日読んでみました。おけぐわの日記さまでも詳しく紹介されているのですが、英辞郎ISBN:4757405707ームがあっておすすめです。POP辞書.comも便利ですね。
次のようなことを意識しながら読みました。
・「見た目と地だけでキャスティングされた」のと同時に、私以上にエイミーを掴んでいる役者はいない、と瞳子は言っています。では周囲からそう見られ、かつそろそろエイミーに戻らなければ、とするエイミーはどんな人物として描かれているのか。
・「人見知りしないベス」とされている祐巳は、どのようなところがベスになぞらえられているのか。人形「ジョアナ」を可愛がっていること以外に何かあるのか、という点が気になります。また、「若草物語」ではベスが末娘のエイミーを特に良く面倒をみていたという記述は無いと記憶しており、ここですぐに瞳子祐巳を「姉」に近い面をみているのでは、と考えるのは早計ではないかと思うのです。もちろん姉たちの一人として良くエイミーを気遣っているし、特に細やかな神経を持った人物としてベスは描かれてはいるのですが。[▽この項続きます]

付記

『ほぼプリキュアの決意』のdokoikoさまから励ましの言葉(と、解釈しています^^; )をいただきました。ありがとうございます。心強いです。